第2回 居住福祉サミットin 山古志(2009年11月)
1.趣旨
「安全に安心して住むこと」は、人間が生きていく基盤であり、暮らしと福祉の基礎です。その先進的な取り組みに、日本居住福祉学会は「居住福祉資源認定証」を07年度から贈っています。09年度全国から4ヶ所を選び、日本居住福祉学会で贈呈しました。
その中に新潟県長岡市の山古志地域(旧山古志村)があります。旧山古志村は、04年に発生した中越大震災で甚大な被害を受け、全村避難、最長3年という仮設住宅生活を余儀なくされた。しかし、住民のふるさとに対する強い思いは生産・生活両面から集落の居住福祉資源を回復させ、誰もが予想できなかった「帰ろう山古志へ」を実現した。このことは今後の中山間地の災害からの復興のあり方について一つの方向性を示しています。
今回の「居住福祉サミット」は、全国のユニークな居住福祉資源を有し、「認定証」を贈られた地域が集い、情報交換をするとともに「居住福祉社会」のあり方を参加者みんなで考えようというものです。
2. 主催
日本居住福祉学会
3.後援
長岡市
長岡市社会福祉協議会
(財)山の暮らし再生機構
山古志住民会議 新潟日報社
4.期日
平成21年11月14日(土)~16日(月)
5.場所
新潟県長岡市山古志竹沢 山古志会館
長岡グランドホテル
11月14日(土)
14:00~17:00 ①ドキュメンタリー映画「1000年の山古志」
中越大震災と闘った小さな村の物語
② 歓迎及び講演
長島忠美衆議院議員
「帰ろう山古志へ」を掲げ
復興に奮闘する旧山古志村村長
18:30~20:30 ③ レセプション
11月15日(日)
9:30~12:30 ① 主催者あいさつ
日本居住福祉学会会長
早川 和男
② 実践報告及び質疑
司会:山古志支所地域振興課長 齋藤隆
1)鳥取県琴浦町長 藤原静香 氏 (08年度受賞)
山陰線無人駅舎を活用した高齢者の憩いの場
2)日本社会事業大学特任准教授教授 山口幸夫 氏
四川大地震からの農村住宅の復興
南京大学・日本社会事業大学共同プロジェクト
3)長岡市地域復興支援センター
山古志サテライト主任 井上 洋氏(09年度受賞)
4)岩手県西和賀町 高橋典成 氏 (08年度受賞)
豪雪地帯の集落を集団移住による居住福祉環境を整備
15:10~16:40 ③ 討論 「安心して住み続けられる中山間地とは」
16:40~17:00 ④ まとめのあいさつ
長岡市山古志支所長
青木 勝 氏
11月16日(月)
9:00~12:00
1) 中山間地型復興住宅
2) 河道閉塞ダム
3) 手掘り中山隧道
4) 水没家屋
5) 楢木集落(天空の郷)
中山隧道での記念写真