12月1日の第2報を修正します。

日本居住福祉学会北陸研究集会の第3報の案内です。「自分の専門とは違う」と思っても、いろいろな現場に行き、市民と交流することで得られるものも多いと考えられます。今回訪問するのは過疎地域ですが、そこには「自立した暮らし」があります。

我々が見失っているものを再発見できると思います。門前は、厳しい自然条件の地ですが、能登半島地震の被害を受けながら、その住民は自ら生き延びる術を持ち、助け合う心をもって対処しました。そうした住民から学ぶ場になると思います。会員のみなさま、奮って参加してください。

年末までに神野まで、ご連絡いただければ間に合います。副会長 神野武美(jinno-t@kcn.jp)

携帯090-7620-4083

日本居住福祉学会北陸研究集会開催のおしらせ

テーマ「もう一つの過疎化・震災と住み続ける権利-能登輪島市門前で考える」

日本居住福祉学会は2020年1月12日と13日、研究集会「もう一つの過疎化・震災と住み続ける権利-能登輪島市門前で考える)」を石川県輪島市門前で開催します。

 

研究集会は、故早川和男先生の「現場で考える」という姿勢を受け継ぎ、全国各地で地元の人たちと一緒になって開くものです。これまでも、新潟県山古志村(現長岡市)、愛媛県宇和島市、岩手県西和賀町(旧沢内村)、京都府宇治市ウトロなどの現地で様々なテーマで開催してきました。

今回は、本学会理事の井上英夫・金沢大学名誉教授と会員の田中純一・北陸学院大学教授のお世話で、能登半島地震(2007年3月)に見舞われた輪島市門前で開催します。

厳しい自然条件と過疎化の中、災害でライフラインが途切れても、そこには「畑で作物を作り海、山、川で食糧を調達する拠りどころがある」「調達した食材を調理加工し保存する知識・技術を誰もが持っている」「おすそ分けは日常的で助け合いの基盤ができている」という暮らし方があります。

こうした暮らし方を私たちの生活とどう結びつけ、「居住福祉」を実現するかを探究することにしました。あえて、それらを体感できる厳冬期での開催といたしました。

 

【日程】

●1月12日(日)

14:00 のと七尾線穴水駅集合。門前に向けジャンボタクシー(13人乗り)で移動

14:45 住民宅(2ヵ所程度)で聴き取り、興禅寺を訪問

18:00 交流会(道下地区の食堂「おやじ」で地元の方々と交流、酒持ち込み可)

20:00 「ホテル門前ビューサンセット」へ移動・宿泊

 

●1月13日(月・祝) 研究集会(深見公民館)

 8:30 受付開始
 9:00 開会あいさつ 井上英夫金沢大学名誉教授

 9:05 地区代表者のあいさつ

 9:10 開催趣旨の説明 神野武美副会長

 ○報告9:15 1 田中純一北陸学院大学教授 「行為の六次化」について

2 斎藤正樹・本学会理事 大阪府島本町での「農ある暮らし」

○全体討論10:10 

 進行:田中純一教授

パネリスト:輪島病院事務局長川崎さん、元深見区長六田さん、元輪島市社会福祉協議会門前支所長赤坂さん、井上英夫名誉教授、斎藤正樹理事、藤井満・元朝日新聞記者

 ○学会提言1150 岡本祥浩会長、野口定久副会長、大本圭野副会長

・各自昼食後、ジャンボタクシーで総持寺を参拝。穴水駅で解散(15:00ごろを予定)  

【費用】

参加者1人当たり最大1万9千円(タクシー代、食費、住民との交流会、宿泊費込み)

(助成金の見込みがあるので、参加人数が増えれば、その分安くなります)

 

【参加申込み】日本居住福祉学会理事 神野武美に

メール(jinno-t@kcn.jp)

またはFax(0742-55-8683)でご連絡ください。

 

【交通の便について】

・関西方面からは、大阪発・金沢行き特急サンダーバード9号、金沢で「のとかがり火3号(和倉温泉行き)」に乗り換え、七尾で、のと鉄道七尾線の「のと里山3号」で穴水駅13時27分到着。

・東京方面からは、北陸新幹線で金沢へ。11時23分発の「のとかがり火3号(和倉温泉行き)」に乗り換え、七尾でのと鉄道七尾線の「のと里山3号」で穴水駅13時27分到着。

 

・金沢駅西口から穴水駅まで特急バス約2時間(都合の良いバス便はあまりない)

 

・航空機は、羽田空港8時55分発・能登空港9時55分着(穴水駅までバス便あり)